快便になれば痩せる理由:便通と血液の関係

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便秘になると、腸の中に老廃物と有毒ガスが充満した状態になります。平均的な宿便(停留便)は日本人でも5キロ近くあると言われますので便秘の人はもっと溜まっているかも知れません。

数キロ単位の老廃物がお腹に溜まっているのですから、もちろんそれだけもお腹がぽっこりしてしまいますが、慢性的な便秘で怖いのは、便やガスだけでなく、腸の周り、お腹の下腹周辺に、皮下脂肪が溜まっていくことです。便秘だと腸の血管に毒素が流れ込んで、血行が悪くなるからです。

血行が悪いと脂肪が溜まりやすい、というのを聞いたことがあると思います。冷え性の人が太りやすいというのも聞いたことがあると思います。血行が悪いと、細胞が栄養失調を起こして活動が低下します。リンパの流れも悪くなるので、老廃物もながれなくなってしまいます。

その結果、ダイエットしても、他の部分は痩せていくのに、血行が悪い腸の周辺だけが太ったままになってしまいます。どんなに運動しても、脂肪が燃えませんし、流れていきません。お腹だけのぽっこりを解決したい場合、便秘の解消は絶対に必要です。その上で、脂肪の蓄積を抑えることです。

脂肪というと、燃やすことばかりを考えてしまいますが、じつは燃焼させるよりも、蓄積を防ぐことのほうが100倍かんたんで楽です。なぜなら、脂肪はもともと溜まりやすくて燃えにくい物質だからです。

食べ物を食べたとき、炭水化物やたんぱく質は、エネルギーになったり筋肉になったりします。炭水化物やたんぱく質のカロリーは、エネルギーや筋肉に使った後、残った分だけが脂肪になりますが、脂肪分は、からだに吸収されると、そのまま体脂肪になります。脂肪を吸収してしまうと圧倒的に体脂肪に蓄積されやすいのです。

アメリカの調査でも、肥満の人は、甘い物が好きなだけでなく、脂肪分の多い、こってりした味付けを好むというデータが出ています。しかも、ハーバード大学の調査でも、スタンフォード大学の調査でも全く同じような結論が出ています。世界最高の2つの大学の研究の結論なので、信頼しても良いと思います。

脂肪分の少ない食事も大切なのですが、便秘解消も合わせて考えると、食物繊維の摂取量を増やすことがとても大切になってきます。脂肪の吸収を抑えて排出する効果があるからです。食物繊維は日本人がいちばん不足している栄養素で、目標摂取量の3分の1程度しかとれていません。

昔の日本人に肥満体型はほとんどいませんでしたが、その理由は食物繊維を摂りまくっていたからでもあります。今と比べると3倍から5倍くらいの繊維を食べていたそうです。

まとめ・・・

ダイエットしてもお腹周りの肉だけが落ちず、お腹だけぽっこりのままの人も多いですね。その理由は一言で言えば食物繊維の不足です。脂肪はたまりやすく燃えにくい性質があるので、できるだけ吸収しないことが大切ですが、食物繊維は脂肪の吸収を抑制してくれる効果があるからです。お腹周りは脂肪が蓄積されやすい場所ですが、便秘だと血行が悪くなり、代謝がおちて、さらに脂肪蓄積が進みやすくなります。食物繊維は便秘解消に役立つので一石二鳥の栄養素です。