下痢になるのは胃腸が弱いからというのは本当か

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昔から胃腸が弱くて、下痢になりやすい体質だと、まるで遺伝的に胃腸そのものが弱いと思ってしまいます。わたしも小学校の頃から、便秘症でありながら下痢気味でもあったので、まるで生まれながらにして胃腸が弱いと思っていました。

ところが、実際には、胃腸が強いと言われている、男性でもかなりの下痢症がいたりします。胃と腸は消化器官として一本につながっているので、どちらかが弱いというのはあまりないのですが、かなり大食いで胃が丈夫な男性にも下痢症はたくさんいるのです。

下痢になる理由は、腸の免疫機能の低下だと言われています。胃腸そのものに機能的な問題があるのではなく、腸の免疫機能が何らかの理由で低下してしまっていることが、下痢が起こりやすい体質にしてしまっているのです。

腸の免疫機能を下げてしまう原因としては、ストレスや暴飲暴食、薬や抗生物質の影響、いがいなことですが、長年の便秘が下痢症につながることもあります。

腸にはわたしたちの免疫細胞の70パーセントが集中しています。その意味では、下痢気味であるということは、排便だけの問題ではありません。

免疫機能自体が低下しているので病気になりやすかったり、毎年インフルエンザにかかってしまったり、お尻の防御力が落ちていることから下痢が悪化して痔になることもあります。

腸の免疫力をアップさせるためには、暴飲暴食をさけたり、ストレスを減らして睡眠をとるなど、生活習慣も大切ですが、体質レベルで胃腸を丈夫にしたければ、あなたの腸内に住んでいる乳酸菌を活性化させることが大切です。

免疫異常の典型的な例は、「ガン」なのですが、ガン患者の人たちは、腸内の善玉菌が極端に減少している人が多いと言われています。

乳酸菌は、腸の免疫システムをサポートしてくれる働きがあり、さらに腸の免疫力自体を活性化してくれるとも言われています。ただし、外側から摂取した乳酸菌はなかなか定着してくれないので、胃腸を丈夫にするためには、一時的に下痢を止めるだけでなく、ある程度の期間(2週間~2ヶ月くらいと言われています)乳酸菌を増やしながら、腸本来の働きを取り戻してもらうことが必要なのです。

まとめ・・・

胃腸が弱いので下痢になる、というのは常識のように言われていますが、それは嘘である可能性があります。食中毒を考えても分かるように、下痢というのは、腸がウイルスなどの外部の敵から体を守るための防御反応です。胃腸が弱っていることが下痢の原因になることはあっても、体質的に下痢になりやすいのでれば、免疫力を向上させることで、改善できる可能性があります。