2人に1人は便秘、そして5人に1人は痔という現実

holl_1280
便秘で恐ろしいのは、痔になってしまうことです。肛門の上で、乾いて固まった大きな便のカタマリを出すために、15分、30分以上もトイレで踏ん張ることもあると思います。

その時、肛門周辺の血管には、すさまじい圧力がかかっています。脳の血管であれば、破裂して脳出血で死んでしまうほどの圧力です。

圧力が長時間かかることにより、肛門の血管が鬱血してしまいます。肛門の鬱血がイボ痔のいちばんの原因だと言われています。

さらに、硬い便が肛門の粘膜を傷つけてしまいます。硬い石ころというか岩のような便が、柔らかい肛門の粘膜を内側から切り裂いてしまいます。

カチカチやコロコロの便秘状態が長く続くというのは、イボ痔と切れ痔のどちらか、もしくは両方が発生するリスクがとても高い状態なのです。

イボ痔になれば、ただでさえ狭い肛門がさらに狭くなり、今まで以上に便が出にくくなってしまいます。痛みもあるので、便秘がさらに悪化してしまいます。

しかも、イボ痔は手術しても完治しないと言われます。便自体が硬かったり、鬱血状態が改善しない限り、高額な費用を病院で支払ってイボを切り取ったとしても再発する可能性が高いと言われているんです。

切れ痔になれば、排便のたびに激痛が走るようになります。粘膜を「やすり」で擦るような鋭い痛みが走るので、無理に出して切れるよりも、出さずに溜めるほうがまし、という排便自体がトラウマになってしまうこともあります。

傷口にばい菌が侵入するので、切れるたびに高熱が出る人もいて、切れ痔であることで体調にも悪影響が出てしまいます。

これまでも便秘でかなりお尻に気を遣ってきたと思います。水をたくさん飲んだり、できるだけ食物繊維をとるように食事も工夫していると思います。

ところがもし慢性的な痔になってしまうと、ほんとうにお尻のことばかりを気にするようになってしまいます。ノイローゼになったり、鬱病になってしまう人もいます。

お尻の鬱血をさけるために普通のイスに座れなかったり、飛行機に乗れずに旅行に行けなくなったり、何よりも、人には言えない秘密を抱えてストレスが溜まります。

何事も最初が肝心です。慢性的な痔も、入院や手術が必要なほどの重症の痔も、
始まりは、ただのカチカチコロコロの便秘なのです。

まとめ・・・

便秘から痔になる人は多いです。現代では女性の2人のひとりが便秘だと言われますが、そのうち5人にひとりは痔に悪化してしまいます。1度痔になってしまうと、便秘も悪化し、さらに入院や手術が必要なほどの重症になることも珍しくありません