更年期障害と便秘の関係


更年期障害は自律神経のバランスが崩れることで様々な症状が現れると言われています。

ホットフラッシュや睡眠障害、うつ病など、ホルモンバランスの変化に体の調子が合わず自律神経がうまく働かないことで発生する現象です。

自律神経の影響を強くうけるものに便通があります。そのため更年期になって急に便秘になったり、便秘が悪化することがあります。

自律神経は、興奮神経と呼ばれる交感神経と、リラックス神経と呼ばれる副交感神経という2つ神経のバランスで成り立っています。

便通という点で考えると、腸は副交感神経によって活動するので、副交感神経がうまく機能していないと便秘になってしまうこともあります。

便通と自律神経は相互に関係しているので、便通のリズムを整えることで自律神経のバランスが整うという関係もあります。

つまり、便秘を治して規則正しい排便を取り戻すことで、同時に更年期障害を改善することも期待できるというわけです。考えようによっては、前向きにとらえることもできるんですね。

ただ、更年期の便秘を改善しようとしても、年齢によって腸の働き自体が低下しているので1度リズムを失った便通を回復させるのは簡単なことではないかもしれません。便通というのは、睡眠と同じでリズムが重要なのです。

ところが、定期的に便通をもたらすためには通常の『便秘に良い』と言われているものではうまくいかないこともあります。

例えば乳酸菌は腸を活性化させて便秘を改善すると言われていますが、更年期の腸は若い腸とは違います。腸自体の反射や運動が低下してしまっているので、乳酸菌を摂取しても効いたり効かなかったりで規則正しい排便までは改善できないこともあります。

なぜなら、乳酸菌がきちんと腸に作用するかどうか飲むタイミングや体調によって変わってしまうからです。そもそも乳酸菌の99.9%は腸に届く前に死んでしまい、腸に届いても定着せずにすぐに排泄されてしまいます。もちろん体との相性もあります。

同じ乳酸菌でも効くときと効かない時があったり、以前は効果があったものが次回は効果がないといったことも起こりえるのです。そのため、うまく腸を活性化してくれるかは飲んでみないと分からない、という面があります。単品に頼るのはリスクが高いので、複数の快便食品を組み合わせるのがよいでしょう。