乳酸菌は下痢になりやすい腸を守る

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下痢症にも色々ありますが、ストレスに弱かったり、もしかしたら冷えに弱いかもしれません。特に冷えに弱いのであれば、比較的、解決策はシンプルです。

冷たいものを飲んだりしてからだが冷えたときに、なぜ下痢が起こってしまうのかというと、腸内の血行が悪化したり、免疫力が低下するからです。

下痢はくしゃみのようなものです。くしゃみは喉や気管に入り込んだ細菌をからだの外に出すために、肺が反応することです。下痢も同じで、胃腸に入り込んだ細菌やウイルスを
外に出すために、腸が起こす緊急反応なのです。

食中毒になると激しい下痢にみまわれることになりますが、食中毒は猛毒の細菌やウイルスが胃腸内で大量増殖しているので、それだけ一生懸命、細菌やウイルスを体外に排出するために激しい下痢になるのです。

冷たいものを飲んだからと言って、大量のウイルスが入り込むというわけではないのですが、その代わり免疫力が下がります。体温が0.5度下がると、体や内臓の免疫力は35パーセントも低下してしまうと言われています。

さらに冷たいものは血行も悪くしてしまうので、胃腸に送られる血液が減って、胃腸の機能自体が低下します。腸には体中の免疫細胞の70パーセント以上が集中しているので
免疫力の低下や、血流の低下は、かなりの緊急事態と認識されます。

腸の機能が低下すると、防御システムが働かないので、からだにウイルスが侵入して、病気になったり、最悪の場合、死亡してしまうからです。

つまり下痢は、細菌やウイルスから身を守るための、生体反応です。ただし下痢症のあなたの腸は、すこし神経質になっています。なぜ神経質になるかというと、腸が孤独だからです。

健康な人の腸内には大量の乳酸菌が住んでいて、乳酸菌が悪玉菌やウイルス、細菌を水際で防いでくれます。つまり乳酸菌がウイルスをやっつけてくれるので、腸自体は防御反応を起こす必要がないのです。

胃腸が丈夫な人は、腸内で乳酸菌がしっかり活躍しているので、腸が下痢などの過剰反応をする必要がないのです。おわかりでしょうか?

そして胃腸を丈夫にしたかったら、腸を鍛えるのでありません。腸の中に住んでいる乳酸菌を増やしたり、乳酸菌の活力を高めて上げることで、結果的に丈夫な胃腸を手に入れることができて、下痢症が治るのです。

まとめ・・・

下痢症を治すことは今までは難しいと言われてきました。なぜなら下痢は腸の過剰反応であり、免疫システムの問題だからです。つまりアレルギーなどと同じように体質的な問題だと言われてきました。ところが最新の研究によって腸内の乳酸菌を鍛えることで、結果的に胃腸が丈夫になり、下痢症も治る可能性があると言われています。腸を鍛えることはできませんが、乳酸菌を活性化することができます。腸ではなく、腸内を鍛えるアプローチです。